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About

Railmap.jp作者のこれまでとこれから


Biography


1983.4
某都立高に入学。在学中は8bitパソコンの活用研究をしていて、DiskBASICやCP/M、アセンブラやコンパイラの動作原理などに触れます。当時の主記録媒体はカセットテープでした。
初めてのパソコンはSHARP MZ-731。メインメモリ64KBです。MBでもGBでもありません。グラフィック性能が貧弱なため内蔵プロッタプリンタを活用、当時「マイコンBASICマガジン」などのBASICやマシン語ソースプログラムを打ち込んでいました。
プロッタプリンタに画面ハードコピーをとるユーティリティを作成して、パソコン月刊雑誌Oh!MZに投稿したこともありました。
学生に数千円の市販ソフトを買う余裕はなく、数百円の雑誌のソースコードを打ち込むだけで同じような物が手に入るとあって、ソースは宝の山に感じられました。おかげで我流ながらタイピングは打ち間違えるとすぐ気づくようになり、正確で早くなりました。
その後SHARP X1、SHARP X1turboへステップアップ。ぺらぺらの5インチフロッピーディスクで動く本格的なワープロソフトを使い始めました。BASICクラブ部長も務めました。
1986.4
某区役所に入庁。汎用コンピュータでCOBOLプログラムを組む部署に配属されます。バッチシステムの仕様設計書作成からプログラミング、運用に従事しました。ワープロ室でOASYS文書作成の仕事もよく頼まれました。オープンリールテープでデータバックアップや、コンソール端末での操作など貴重な経験をしました。注釈行にタグを付けたプログラムソースを読み込んで、運用マニュアルを自動出力するCOBOLプログラムを作って評価され、常駐SEの会社からスカウトされたこともありました。バブル期で正社員よりアルバイトの方が時給が高かった時代です。
就職して最初の1年間は、アニメーター養成学校に夜間通学、TVアニメの動画制作の基本を学びました。絵を学ぶには、学校だけではなく日頃から練習を積み重ねることが肝要で、入学時すでにアニメスタジオの門を叩けるレベルの人も。学生時代は、いたずら書き程度しか描いてこなかった自分には、プロの絵描きになる素養はないと思い知らされました。それでも皆勤賞。まじめさだけが取り柄でした。
1992.4
駅前放置自転車対策の部署に配属。BASICで作られた駐輪場管理システムを動かしながら、窓口応対や駐輪場登録事務、ときに駅前で放置自転車の撤去などに携わります。
共に労苦を分かち合う仲間と上司に恵まれ、人生で大切なことの多くをここで学びました。
本業と別に選挙事務にも携わりました。投票集計を既存OASYSワープロの表計算機能で、数台をかき集めればできると提案して実現し、その後専用システム導入に至ったことも。どうすればできるかを自ら考え、実行に移す行動力を学びました。
SHARP X68000とモデムとパソコン通信でBBS掲示板システムにアクセスし、ネットに繋いだPCの威力を感じます。ブラウザがまだない時代、インターネットの黎明期です。
1995.4
教育委員会・青少年館に配属。講座の運営、企画、劇団マネジメントなどに携わります。
まだワープロ専用機OASYSが全盛で遅れをとりつつも、Windows95でWord講座を開いて啓蒙活動をする職員に感化されました。若者向けにHTML講座を企画し、開講して自分も勉強しました。自宅でもWindows機を使うようになりましたが、SHARP X68030(メインメモリ最大12MB)も現役で、Macintoshに比べればまだ安く、オンメモリで短時間ながらCGアニメを動かせることに感動し、3DCGの基礎を学びました。
(参考)新海誠さんがデビュー作「彼女と彼女の猫」を制作していたのは1999年だそうで、この頃パソコンでアニメ制作することへの羨望がありました。
2000.4
教育委員会・美術館に配属。展覧会事務、図録や入場料の集計に使われるAccessシステムや、LAN配線までを前任者が勉強して完成させていたことに感銘を受けます。
自分も勉強してIT専門職になりたいと思い、憧れであったデジタルハリウッドに通学、短期コースでWebデザインを学び、仕事に活かそうとホームページリニューアル提案を行い、採用されました。
2003.10
X68030の時代に膨らんでいたCG熱に火がつき、退職してデジタルハリウッドの1年コースに入学。3DCGツールで当時も高価だったMayaの本科コース、オプションでシナリオライティング講座、キャラクターデザイン講座、イメージビジュアルデザイン講座などを受けまくりました。3ds MAX学生版を購入して独学し、卒業制作の短編アニメはMayaと3ds MAXのハイブリッドで制作。Adobe Premiere Pro、AfterEffectsでの映像編集、Macromedia(後のAdobe) FLASH、Fireworks、DreamWeaverといったWeb制作ツールに習熟しました。ホームページ制作業もちょっとだけ目指しましたが、一人だけではプロのレベルに届きませんでした。
2004.10
デジハリ卒業と同時に誕生したデジタルハリウッド大学院に、ゼミ助手として参画。受講者のひとりにアルバイトを紹介され、社内SE業務に就職しました。WindowsServer管理とクライアントPCのキッティング、運用管理に携わります。会社はマザーズ上場を果たし、その後異例の早さで東証一部上場を達成。会社移転を経て、サーバーラックにL3スイッチなど、LANにも詳しくなりました。
2006.11
通いやすい地元企業に転職し、フレームワークを利用してeコマースの立ち上げを行いました。SE業務と思って就職したもののIT活躍の場が限られており、同僚の勧めもあってまた新たな成長を目指します。
2007.1
IT派遣会社に登録し再就職。運用管理のノウハウを吸収します。
2007.6
単価の高い業務請負に転職。プロジェクト終焉に近づき人員整理のため退職。土日も休みなしの月もあり、IT業界の厳しさを思い知ります。
2008.12
別宅(現在は売却済み)に近い山間部の印刷系企業に就職。社内SE業務としてAccess受発注システムを継続改善。Access MDBファイルが2GBを超えるとクラッシュして読めなくなる壁を、VBAの工夫と文字・画像分離の力業で乗り越えます。DB一元化のかいあってメンテが楽になり、営業事務の効率はどんと上がりました。
ISO9001品質管理責任者を買って出て、2005規格に合わせてドキュメントを体系化。従業員にわかりやすいようにイラスト入りマニュアルを制作します。
新工場竣工に合わせて、OSのスケジューラとExcel VBAを駆使して社内業務進捗状況を知らせるデジタルサイネージシステムを制作。内蔵SSDの物理コピーでバックアップ機を作成。
通信制芸術大学に入学、4年間で卒業。美やデザインの本質を考えるようになります。
Java、PHP、HTML5/JavaScriptの研修を受け、ISO9001関連情報を周知できるように、社内デジタルサイネージシステムを構想し、PHPとMySQLで構築、改良と運用を重ねました。
2018.6
社内システム外部委託に伴い、退職。ひとり情シス担当を卒業します。情報セキュリティ資格の勉強をし、Schooなどサブスク教材を活用しました。
2019.4
Unity職業訓練を4ヶ月受講後、再就職。IT企業への派遣として運用・開発業務に従事するようになります。Microsoft PowerShellなどのツール開発や、IntuneやMicrosoft365・AWS/Azureクラウドなどの活用に視野が広がりました。Udemyでセール時に教材を購入し、自己研鑽にも励みました。
2021.11
人生の伴侶が倒れました。結局は亡くなってしまったのですが、不規則勤務では通院看護が困難だったため、ワーク・ライフ・バランスを考え退職しました。
建築・CADの基礎を学べる職業訓練に3ヶ月通います。VR熱にも火がつき、近い将来に、かねて夢見ていたVR美術館を自分で作れるようになろう、と再勉強を開始しました。
2022.6
建築系資格取得を支援する学校に再就職内定。現在に至ります。

そして今後
Unityは全部をモデリングしなくても、Unity Asset Storeでモデルを購入、ライティングや仕掛けを施せば、ギャラリーはできそうだと気づきました。ただし購入モデルはライセンス上、近しい関係者にしか見せられません。しかし建築の基本を学んで、BIMソフトや様々な建築モデルパーツを組み合わせて、自由に設計できる日も遠くない気がします。
Unreal Engine5にも触れ、数十GBのコンテンツに圧倒されます。マシンパワーも相当要求されるので、VR・メタバース建築に今の自分が目指せるのはTwinmotionとBIMの連携かUnityかと思います。精緻な建築パースを作るプロ向きにはRevitとLUMIONなど高価なソフトがありますが、メタバース建築家にはそこまでのクオリティがなくても、取り回しが良くてほどほどフォトリアルな映像が得られれば満足できます。
現在あるメタバースアプリを試してみると、知らない人どうしが自由に英語でおしゃべりする、ということ自体に抵抗があります。アプリを作っているのが主に英語圏の人ですから仕方ないのですが。zoomやTeamsにアバターが存在しないように、FaceBook側に、VRで会っても良いと思える人を以外を非表示にするコンセプトがあって良いと思います。
美術館や図書館のように基本話しかけないで、空間だけを共有するコンセプトのアプリを作って、まず自分が楽しみたい。1~2年後位にはアプリ制作の敷居がもっと下がるでしょうし、メタバースに需要があれば、3Dソフトから直接VR空間上に建築物をアップロードできる時代もやってくるでしょう。
かつて録画機器がVHSやβなどテープしかなかった時代から、ハードディスク録画ができるようになって、それがネットに繋がって、Youtubeができました。いまやTV鑑賞よりも、ネットを見ている時間の方が長くなりました。
一方で、これからメタバースというバーチャル空間で過ごす時間が増えてくるのも、メガネのように軽くてすぐ掛けられるVRグラスが生まれれば、きっともうすぐです。本物の建築を施工するための設計ソフトだけでなく、バーチャルでひとときを過ごすことが快適になるように住空間を設計するソフトや、それをコーディネートするAIや職業が生まれるかもしれません。そんなことを夢見ています。





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